蒼天遊々な旅

LIFE IS TRAVEL

ストロボワーク


『SB-24』
結構前の話。
ラカンさんからストロボを貰ったんだな。
普段使うことはないらしい。
元々貰い物らしいのだが、使うのであればと俺の手元へやってきた。

例に漏れず、古くて使われていないストロボの運命というか電池の金具がサビだらけで、電池を入れても全く動かず。
今と違って電池の液漏れに対する強度が弱かったせいか、長らく電池を入れっぱなしで放置していると液漏れで金具やらなんやらがサビてしまうことが多かったらしい。

錆を落としたら、無事に起動。
起動と共に『キュギヨョョ〜〜ン』と盛大なコンデンサの充電音が鳴り響く。
大丈夫かと一瞬不安になるが、テスト発光させてみると無事発光してくれた。

そんなこんなで、現在は屋内での小物撮影用として第一線で活躍中。

この写真もSB-24を使用している。

最新鋭のSB-910と比べると、自動機能はほぼ使えずマニュアルで対応することになるが、室内撮影や多灯撮影ではほとんどマニュアルで調整しているので使い勝手で言う全くと言っていいほど問題が無い。
確かに今となっては古い設計ということもあり、次の発光までの間隔が短かったり、連続発光時に光量がばらついたり、調整ステップの刻みが細かくなかったりすることはあるが、そこさえ注意して入れば意外とストレスが無い。
撮影のテンポが重要な人物撮影や仕事的な撮影だと難があるが、まぁ屋内物撮りだと十分。


中華製の無線通信機でカメラから離して遠隔操作できるのはむしろ助かったところだ。


ストロボを使っているように見せない自然な撮影。
其処が腕の魅せ所だろう。