蒼天遊々な旅

LIFE IS TRAVEL

天を穿つ


南天文同好会の会員でお世話になっているE先輩から格安で譲ってもらった新アイテム。
『ポラリエ』。
赤道義で星景用に特化している物だが、小さくて機能はシンプルなものの、手にした感じはとても堅牢なつくりをしている。

同好会のメンバーが所有している赤道義と比べると、耐荷重や機能こそ見劣りするものの、星景やそこそこ眼視できる程度の天体であれば十分な事と、何よりもシステムそのものを軽量かつ簡略的にまとめれるので、今後の天体観測にはかなり重宝することになるだろう。


今後は星ぐるぐるの撮影と、星が動いていない写真が撮影できることになるね。

ポラリエには星の追尾モードとは別に、太陽、月の追尾モードが備えられている。
生憎自宅からでは北極星が見えないが、別売りの『ポーラメーター』を使えば解決。
撮影地の緯度と磁気偏角さえ覚えていれば、概ね極軸が合わせれるので、北極星が見えなくても十分仕事が出来る。
当地ではポラリエの傾斜角度を35度に傾けコンパスの針を東に約7度ほど傾けたところが真の北極だ。
実際に北極星が入っているか確認は出来ていないが、こんな合わせ方でも一応画面から被写体が外れることは無かったのでこれでよいのだろう。




太陽
Nikon V3 + AF-S Nkkor 70-200mm F2.8 トリミングあり』

月齢9.245
Nikon V3 + Tokina AT-X 400mm F5.6 20枚の画像をスタック』


試しに太陽と月を撮影したが、今まで数枚撮るたびに対象をを画面の中央に合わせ直していたが、ポラリエを使うことで、そこそこ時間が経過しても画角から外れることが無いため、よりピント合わせに集中することが出来る様になったことでかなり撮影の効率が上がった。
太陽や月の撮影程度では三脚で十分だが、このわずかな便利さはありがたい。
耐荷重2kgだが、作りが堅牢なお陰か、少々重いものを載せても大丈夫そう。
以前お借りした時には、短時間ならD4を搭載しても問題はなかった。




ポラリエ・三脚を格安で手に入れることが出来、感謝感謝である。
自由雲台については、個人的にこだわりがあったのと今後の事も考えて、そこそこグレードの良いものを新品で購入。

少ないカメラ予算から、かなりいいシステムが構築できたと想う。




さて、この平日に試験運用をしてみて4月4日の皆既月食で実戦投入としようか・・・。
晴れると良いなぁ。