蒼天遊々な旅

LIFE IS TRAVEL

皆既月蝕

昨晩は皆既月食。三年ぶりだ。前回は2011年の12月10日だった。

だが、正義の最下層労働者『サラリーマン』である俺は『夜のお勤め』の為、今年最大と言われている天体イベントを棒に振ってしまわなければならない予定だった。


しかしだ、よく時間帯を調べてみると皆既が19時25分くらいから20時30分くらいまでと言うではないか。


普通に通勤中だ。

だったら家を早めに出て、仕事場の近くの適当な開けた場所で観察に臨めばいいんでないかと思いつき、準備をした。

天気は快晴。観測にはもってこいのコンディションだ。



【月蝕】
機材:Nikon1 V3 + AF-S NIKKOR 18-200 + FT-1
日時:2014年10月8日 19時35分
場所:山口県防府市三田尻
設定:200mm(換算540mm) F5.6 1.3秒 ISO800 三脚固定撮影 


こんなことで正義の最下層労働者は遅刻してはいけないので、装備は軽量に観察撮影は手短に。
最近の標準装備となったAPS-C用の高倍率ズームレンズ。
フルサイズにシステムを移行してから戦力外となっていたが、今や超万能型になり、再び主戦力に返り咲いたな。
まさに、『レンズは資産』とはこの事か。

赤銅色に染まった月。
地球の大気の影響で波長の長い赤色の光のみが屈折し月に当たるのでこのように赤く染まるそうだ。
月側からこの現象を見ると、太陽が地球によって隠されるわけだ。
となると赤いリングになった地球が見えるのかな?


皆既の始まりから終わりまで観察したかったが、それは叶わず。
それでも今年最大と言われていた天体ショーを観察できたので良しとしよう。


次回は2015年4月4日だ。


朝日は見えなかったな。