蒼天遊々な旅

LIFE IS TRAVEL

読書の秋

読書の秋。というが秋の夜長に読書をする時間が取れない。
帰宅時間が遅いこともあるが、どちらかというとこうやって部屋を見回しては何か良い被写体が無いかと物色してしまう始末だからか。


しっかりと腰を据えて写真を撮る、ということもしなくなって久しい。


何か手持無沙汰の時に本でも片手に涼みたいなと想うが、これと言って読むものすらないことが第一の問題点で、もっぱら手軽に読める雑誌すらも物欲を掻き立ててしまうので、立ち読みで済ませている。広告宣伝、新型機のレビューなど正直なところ精神衛生上、害でしかない。
せめてHow to関連のムックが良いのだが、結局立ち読みして興味をそそられるような面白い記事が無い場合はそのままスルーだ。

大体こんな時にお世話になるのがカタログ。
都会と田舎じゃ置いているカタログが実は違っていたということを最近知ってちょっとショックを受けた。

広島へ革細工の材料を調達したついでに、ほぼすべてのラインナップを展示している大型家電量販店に向かった時だ。実物を触れる事が出来るので、必ず足を運ぶところなのだが、そこに置いてあったカタログ・・・。

68ページに及ぶレンズカタログで、主力商品にしているレンズのプロカメラマンによる作例が綺麗に印刷・製本されているなかなか立派な『写真集』だった。
内容も写真ばかりで回りくどいウンチクがない。


一瞬、『これは売り物なのか?』と、疑う田舎者。

値札は付いていないし、他のカタログ同様に大量陳列をしていたので、頂戴した。
これで売り物だったりしたらどうしよう・・・。
いや、店員の目の前を堂々と手に持って出て行ったのでそれはないだろう。


ともかくだ。
貧乏性の俺としては、こういった読み物は非常に歓迎している。



今年の秋は、このカタログと昔々に買った革細工入門本を読みふけることになりそうだ。