天の川に寄り添うようにある大きな星座のひとつ『さそり座』。
1等星が一つ、2等星が5つある非常に大きく明るい星座だそうだ。
周辺は沢山の銀河に囲まれて賑やかだと言われている。
星図をみても、周辺には多くの銀河がひしめき合っている。
真ん中よりチョイ下にある赤い大きな星がさそり座の心臓『アンタレス』。
さそりに殺されたオリオンは恐れをなして、さそり座が東の空から昇ると、オリオン
座は逃げ去るように沈んでいく。
昔の人は夜空を見ながら、そうやって神話を語っていたようだ。
今こうやって、『この星の並びはさそり座ですよ』といわれているが、俺は何をどう見ても『さそり』には見えない。
きっと遥か遥か大昔。
空を見上げるとそこには夜空を埋め尽くさんばかりの星が見えたのだろう。
星の少ない暗黒帯と呼ばれる部分が浮かび上がり、色々な姿を現したに違いない。
排気ガスも、電気の光害もない夜空を、少しだけ覗いてみたいと思った。