蒼天遊々な旅

LIFE IS TRAVEL

回顧録 皇座山観望会

南天文同好会の定例観望会のため皇座山へ向かう。

天気は快晴であるものの、この時期特有の黄砂が酷く、街から見える海や山は白く霞んでいた。

前日から泊まり込んでいる人の情報だと、晴れているのに空には星が出ていないとの情報だった。

イマイチだろうなとは思いつつも、何はともあれ天候は良いのでカメラを積み込んで出かけた。

日没直前のまだ明るい時間帯に現地へ到着。
既に沢山の人が天体望遠鏡を据えて待機している状態だった。

子供が生まれたことをメンバーの人は知っていたらしく、『おめでとう』『よかったね〜』と声をかけていただいた。

人生の大先輩方の集まり・・・。とかくその情報は生々しい。
『いや〜わしは子供二人を大学まで出したんでそれはそれはお金が掛かったんじゃ〜』
『学費、アパート代、そのたもろもろ、今のうち金を稼いで貯めときんさいよ〜』
『いま掛かっているオムツ代なんかたいしたもんじゃないわい』
『わしらの年金の為、しっかりと働いてもわんにゃーの〜』


・・・なかなか希望に満ち溢れたアドバイスありがとうございます。


おや、星が出てきたようだ。そろそろ星談義に切り替えましょうか・・・(汗)。

水平線上は黄砂で霞んでいるものの、上空は綺麗に晴れていたため、シーイングは非常に良く、月、水星、木星土星、全天最大級のオメガ星団を堪能することができた。


その後も天候は崩れることは無く、天の川も昇ってきて見事な星空になった。


普段ならお酒とつまみで宴会になっているが、皆天体観測に夢中になってそれどころではない。
お酒好きな人は、どのくらいまで呑むか、飲みすぎると星がみえなくなるジレンマで悩まされている様子だった。


前回の観望会から、なかなか天候に恵まれてきたな。
それもこれもブログでてるてる坊主の写真を掲載したお陰だろう。
あれ以来、かなり当たりが来ているぞ。
来月も晴れる様に願掛けで、掲載しておこう。

【ぬおおおおおぉぉぉ〜!晴れるべし!!】


しかし、こういう日に限って翌日が仕事。深夜12時前に泣く泣く撤収。
泊まり込み組は日の出まで観望会を愉しんだようだ。

【お約束比較明合成・・・恐らく人生最大の星の光跡の出方だ。】



今回、会長からポータブル赤道義をお借りすることができたため、追尾した写真を何枚か撮影できた。処理自体はまだまだだが、なかなかよさそうな雰囲気。
星景撮影狙いばかりで広角レンズしか持ってきていなかったが、次回は望遠系レンズで勝負してみよう。200mm程度のレンズでもなかなか星団が映るようだ。


会長、ご助力よろしくお願いします。


前回の課題だった『魚眼レンズで撮る星景』もそれなりに手応えがあったので良し。



しかし、忙しいのでなかなか画像処理が追いつきませんな。








南天文同好会HP『星もよう』
http://www.hoshimoyou.com/


次回観望会
皇座山観望会: 6月28日(土) 20:00〜