蒼天遊々な旅

LIFE IS TRAVEL

買うかどうかが問題ではなく、使うかどうかが問題だ。なぜなら持っているだけでは意味が無いからだ。

定期的にだが、『ああこれ欲しいな』と想うことがある。
すんなりと購入するわけにもいかないし、病的なまでの勢いで買ってしまう性分でもないので、いろいろ考えたあげく手に入れたり、いつの間にかどうでもよくなってしまって終わりということもある。


どちらにしても基本的には悩む方だ。


現在気になっているアイテム。

NIKON 1 V3
今、流行のミラーレス一眼レフだ。
レンズマウントは『NIKON 1マウント』という独自規格だが、いま現在使っている『Nikonマウント』とアダプターを介して互換性が保てるのでレンズ資産を十分に生かしきれるのだ。
余計なレンズを購入する必要がないということはかなり大きい。


最新モデルということと、最上位モデルということで兎に角『大盛り全部乗せ』状態。
だれがカメラにこんな機能を搭載しろと言ったのかわからないくらいの性能が乗っている。
もはやレーザービームか大陸間弾道ミサイルが発射される直前だろう。


個人的にはその大きさが気になっている。
普段使っている機種と比べると、兎に角軽い。
小型ポータブル赤道義、明るい高性能光学レンズ、これくらいあれば、星の写真が簡単に撮れそう。
仮に望遠鏡に取り付ければ、このカメラの特性上焦点距離を2.7倍まで上げれるのでなおさら引き伸ばしができるし、このカメラの売りが高速連射性能だから惑星撮影でコンポジット用の画像を得るのに5秒もあれば仕事が終わる。
AF固定時には60枚/秒の速度を出せるからだ。



小型ゆえ普段使いにも良し、望遠鏡に付けても良し、戦闘機やモータースポーツで使っても良し、レンズ資産は十分に生かせて良し。
このV3のデザインも個人的には好みだ。
1号機であるV1はまるで無印良品に陳列されているようなデザイン。
後継機のV2はいきなりガンダムみたいなシルエットになってしまった。
あまりにも好みとはかけ離れていたので、ここら辺からNikonのミラーレスを見限ってしまった。
V4とかなったら、いきなりクラシックな感じになるんじゃないかと恐れている。
(どっちかっていうとクラシックなデザインが今欲しい。)



そんな思いでカメラのキ○ムラ周南店でカメラ(正確には同時期発表の下位機種)を触っていると、(いつもお世話になっている)店員さんがすごいスマイルで俺の背後に立っていた。
そう、D4を購入し、レンズフルサイズ化計画の中でお世話になったお店にとって俺は良い『カモ』さんなのだっ。
あのスマイルの目の奥に潜む『こいつ買ってくれるだろう』という心理を俺は瞬時に読み解くことが出来た。
そうやすやすと買ってたまるかっ。


そんなこんなで、望遠鏡に取り付けた状態を想定し、レンズを外した状態でシャッターが切れるかということを尋ねたら、わざわざメーカーにまで電話して質問に答えてくれた。
マニュアルモードなら切れました。望遠鏡に取り付けても撮影はできるようだ。



いや・・・買わんよ。


『型落ちしたものが中古でありますよ!安くしときまっせ!』


いや・・・買わんよ。

あったらあったで使うんだろうけど、なくても困ってないからね。


誰か恵んでもらえるんなら、快く受け取ります。