蒼天遊々な旅

LIFE IS TRAVEL

星を望む


ふと空を見上げると星が見えていたので山へ登った。
昨年失敗していた夜景とのコラボレーション。
広角レンズを使ってみたが、換算45分程度の露光では少し味気ない感じになってしまった。
比較明合成をかけているが、そもそも大気の状態がクリヤでないといけないし、街のディティールを残したいので一枚当たりの露光時間もおのずと決まってくる。
条件で言えば3時間くらいは星の動きを撮影しないと、光跡が華やかにならない雰囲気だ。
星の移動量の少ない北側だからなおさらか。


駐車場から展望台が離れているため、カメラの傍から離れられないのが難点。
息を切るほどの長い階段、懐中電灯でも持っていないといけないくらい暗い中を行ったり来たりするのも面倒臭い。
人がほとんど立ち寄ることが無い場所だったら問題ないが、周南市が見渡せる夜景ポイントでもあるので、夜中にこっそりとイチャイチャしたいカップルが訪れる場所だ。


撮影しているときも例に漏れず何組かカップルが訪れてきたが、俺がいるせいで良い雰囲気にもなれず、夜景を見ながらイチャイチャもできず、ムラムラオーラとがっかりオーラ、そして『こいつ邪魔だなオーラ』を醸し出していたが、俺は徹底的に無視してやった。
カップルの雰囲気は5秒に一度シャッターが自動で切れるように設定したカメラがブチ壊した事になる。
・・・残念だったな。

『ぴっ、ぴっ、ぴっ、ぴっ、ぴっ・・カッシャ・・・。(ひたすら繰り返す)』