サンタクロースとやらが枕元に『NIKON Dfレンズセット』という玩具を置いてくれると思っていたが、朝目覚めると冬独特の冷たい空気だけが部屋に置かれてあった。
そもそも、俺は子供ではなく三十路を越えるオッサン初期症状患者だっ。
その上、まかりなりにも仏教徒である。
そんなわけで、玩具屋とケーキ屋とケンタッキーが結託した史上最大の陰謀はこのアジアの島国で粛々と実行されたわけだ。
正義の最下層労働者である俺は、この陰謀に目もくれず与えられた任務を粛々と遂行した。
23時を回った現在では、メリークリスマスの文字は辺り一面から消え失せて、これから一気に正月モードだ。
一週間もせず訪れる元旦に『メリークリスマス』なんぞのたまった奴らたちは、神社に出向き深々と頭を下げて一年の幸福を祈るのだ。
神にも仏にもキリストにも祈り倒すのは信心深い証拠なのだろうか？
ネットで見かけて良いなと思い、会社の帰り道にある本屋を片っ端から探してなかった本が、あきらめた時にあっさりと見つけることができた。
聖夜なるこの夜をこの本片手に粛々と過ごしたとさ。
なかなかいい記事が沢山でおもしろい。
さむい冬に引き籠ってやる室内撮影には重宝しそうだ。
