蒼天遊々な旅

LIFE IS TRAVEL

艶は一日にしてならず

夏場に雨が降らなかった分、ここぞとばかりに雨が続いている。
今日も朝から強い雨が続き、当面やみそうにない。
そして台風が毎週のように南から迫ってくる。
運よく今住んでいる場所をそれてきているが、そのうち直撃でも喰らいそうな勢いだ。

こんな日はバイクも乗れないし、カメラを持って出かける気にもなれない。
こんな日こそ、革細工!
と、言いたいのだが、革が底をついている。
黒の革や鹿革は若干あるのだけれど、スタンダードとしているヌメ革がない。
とほほ。いつでもできるように、買いに行かないと・・・。
そして、致命的ではあるがイマイチ作りたいものがない。
あるにはあるが、具体的なイメージが立たず。
参考書でも眺めて、イメージでも膨らまそうかな。



そんなこんなでこの夏ずっとアウトドア生活で使って来た革細工達のメンテナンスをしましたとさ。


【非常時に持ち出せば生き延びれる自信あり。それくらい厳選された装備が詰まっている。】


オイルをたっぷり塗って艶々にした。
完成した当初と比べると色は深みを増し、男らしくなったと言うところか。
そんなことを想いながら、ニヤニヤして磨いている。


革細工の相手をしていて、一番面白いところだ。
使い込めば使い込むほど『味』や『艶』が出る。
その『使い込む』というリアリティは職人が作りこめない領域で、革細工の一番魅了するところだろうと想う。


今年ももう少し、活躍してもらうぜ。