蒼天遊々な旅

LIFE IS TRAVEL

ある煙突の行方 ある日の落日

黄昏時。そこに見える風景・・・。

空に高くそびえるあの煙突の面影は、雲のように消えた。



天空に昇った足場は青いシートを取り外され、それもまた半分近くまで解体されていた。
終焉まで、あともう少しだろう。
背丈も短くなったし、一気に解体されるのかもしれない。


夕焼けを背に見えるそのシルエットは何処か哀愁漂うものだった。


だった・・・。


ん?

んんっ?




・・・あのショベルカー。いつからそこに在ったの?