2013-02-18 とある街の行く末 小さな街だ。 その街の商店街は閑散としている。 田畑を埋めて立てた郊外型のショッピングモールに客をとられ、客足は遠のいた。 賑わっていた百貨店も、儲けが出ないので今月で閉店だ。 そもそも『百貨店』なんて言葉は死語だ。 そんな跡地には駐車場。 アーケード街は歯が抜けたようなマヌケな町並みになってしまった。 古い古い立体駐車場。あの百貨店の錆びた残骸。] そのすぐ隣には廃墟を中途半端に取り壊して作られた駐車場。 「前向き」という言葉が何故か哀しい。 駐車場の奥に見える廃墟に、この町並みの未来が見えた。 どうせショッピングモールもいずれこうなるさ。