蒼天遊々な旅

LIFE IS TRAVEL

段取り八分、そして鉄は熱いうちに打つ

仕事は『段取り八分』と言われている。
仕事の労力は事前準備が大半で、それさえしっかりしていれば残り2割の労力で仕事が完成する。確かに事前に済ませておかないといけないことが多い。計画の立案、日取り、必要なものの準備、手順の確認、心構え・・・などなど。
しっかり段取りが出来ていないと、「あ!これが無い!?」とか「あ!あれはどうするの!?」とか右往左往するばかりでスムーズに事が運ばない。
事前準備なしに仕事に望むのは愚の骨頂なのだ。


目論みの引越しも今はその『段取り八分』の段階だったりする。


実を言うと「引越し」は俺にとって結構ストレスだ。
「引越しをするぞ!」と拳を高々と振り上げて、言い出したのは俺では在るのだけれど。
まぁ、なんやかんやとやらねばならぬ事が細かく多いからだ。
その上に全くもって、面白みが無い。
せいぜい面白いといえば、物件を探している瞬間といらんゴミを捨てる瞬間くらいか。
単純にめんどくさいんだな。
ここ数年、諸事情により1年1回のペースで引越しをしているのも要因の一つだ。
もはや、趣味欄に『引越し』を付け加えてもいいくらいだし、春の風物詩と豪語しても良いくらいだ。

お陰で余計なものを持たない・買わないと言う習慣がついて比較的小奇麗な生活を送れているメリットはある。多趣味で面倒くさがりなわりにガラクタが意外に少ない。



兎に角、一度振り上げてしまった拳を下ろすには最早、前に進むしかない。




『鉄は熱いうちに打て』




段取りはしっかりとしているハズなので、引越し当日は何も考えることなくパズルが組み合わされるように進むのを傍観するだけになるだろう。