蒼天遊々な旅

LIFE IS TRAVEL

ソーラーパワー

太陽電池と言うのが好きだ。


もう、大分前になるのだが、カシオの腕時計でソーラーパネルが搭載され、電池交換が不要と言われるものが世に現れた。
それを同じくして、電波時計といわれる時刻情報を基地局から受信し、10万年に1秒しかずれないなどと言う、常に正確な時刻を刻む時計が現れた。
おかげで今や、車の時計にしろ携帯電話の時計にしろ「時計を合わせる」という作業がいつの間にか抹消されている世の中だ。



当時この二つのシステムは非常に画期的で、腕時計の世界に新しい風を吹かせた。
今まで不定期でやっていたわずらわしい電池交換と時刻合わせという「いつかどこかでやらないといけない作業」をする必要がなくなったのだ。


新しい物好きで、不定期にやってくる面倒くさい作業嫌いの俺は有無を言わさず、ソーラー電波時計に飛びついた。



普段、プライベートでは時間を気にしない。「時間」というものに縛られるのが嫌だからだ。
せいぜい腕時計はアクセサリーくらいの感覚。基本は全くしない。



そうは言っても、正義の最下層労働者である俺は「時は金なり」と労働に勤しまなければならず、腕時計は必需品だった。
電池が切れても時刻がずれても困るので、俺の腕にはソーラー電波時計が常に装着されてあった。



つい先日、小型のソーラーパネルを購入した。
ほんとに大それたものではなく、携帯電話が充電できる程度のもので、非常時にはライトにもなる便利グッズだ。
これはアウトドアでも使えるし、便利なことこの上ない。最近流行のスマートフォンのバッテリー駆動時間の短さにはガッカリだったからいい相棒になるだろう。
スマートフォン依存の高い俺にとっても、アウトドアではかなり活躍してくれるだろうと期待している。



ソーラーパワーは無敵に違いない。


こんな小さなものでも『発電』できるのだから。


写真のG-SHOCKもソーラー電波搭載型。
ここ最近の断捨離で最早一生使わないであろう玩具の電動ガンを売りに出したら、驚きの値段で売れた。今まで使っていたG-SHOCKはベルトがちぎれ、使うにも見るにも耐えれない状態だったので、いつ新しいものを買おうかと考案していた矢先の収入だった。有無を言わさず購入した。
技術は進歩してこんな腕時計にも小型のソーラーパネルが搭載されている時代だ。おまけに正しい時刻も受信してくれる。
あっぱれである。




ところで、技術大国ニッポンがこんな便利なソーラーパワーより放射能に頼るのはやはり旨い利権があるのだろうか。さすが、殿様商売をやっている阿呆な企業は、考えることが違う。