『Special』ではない。
なぜならば、これは参考としている本の例題集に記載されているからだ。
だが、言わしてもらおう。
『Custom』であると。
外周には、もっとも密度が濃いといわれる『トリプルループかがり』での飾りつけ。
心に華を宿し、
『GEORGE』の名を頂き、
『CARPE DIEM』の銘を持つ。
シガーケース George-Custom『CARPE DIEM(カルペ・ディエム)』。
刀匠が一本の刀に銘を打つように描いた。
もちろん、我がブランドロゴの『風になびく水葉』も描いている。
『Custom』であることを伺えるであろうか。
なかなかうまく仕上げることが出来た。
あとは、然るべき主の下へ旅立つのみ。
Arita Leather Craftの製品はその形を成しました。
大変申し訳ないことなのですが、その完成度は50%です。
完成までの残りの50%は貴方が必要です。
手に取った貴方のそばに寄り添い、傷つき、経年変化していく中で100%に近づきます。
貴方と共に生き、貴方の手に馴染んだ時に初めて完成となるのです。
Arita Leather Craftは然るべき人の手に在るはずです。
製作者として、その手の中で長く愛されることを心より望んでおります。
風になびく水葉のように優しく。