蒼天遊々な旅

LIFE IS TRAVEL

回顧録 周南ツリー祭 ファイヤーショー

今月の初めからこのイベントのために練習をやっていた。

山口県で活躍するジャグリングチーム『STOKE BUM』の代表のタケさんより加勢してもらえないかとお誘いを受け、二つ返事で快諾した。


このツリー祭、話を聞くと、ここらへん近辺では結構大きな祭のようだ。
クリスマスの日に徳山駅前のロータリーの通りを歩行者天国にしてイベントを行い、最後には花火を打ち上げる。そんなイベントだそうだ。例年多くのお客さんで賑わっているという。
クリスマスと言うイベントに程遠い過ごし方をしていたせいか、この手のイベントについてはさっぱりだったが、今回はタケさんに誘われて、遊びに行くことにした。



「遊びに行く」と言ってしまっているが、正直こんな大きなイベントでファイヤーショーを勤めることになるとは想ってもおらず、正直緊張していた。
普段遊びに行っているようなイベントとは全く違うし、規模も街を上げての一大事。
色々な催し物がステージにて行われるそうなのだが、最後のフィナーレを飾る花火打ち上げの前の前座。重要な焚きつけの役目だ。




歩行者天国が開始されて直ぐ、遅い昼食をとるついでに挨拶に向かう。
すでにロータリー前では出店の準備が大急ぎで始まっており、STOKE BUMのブースもロータリー前に開かれていた。


お馴染みのメンバー達と挨拶を交わす。
そうこうしているうちに辺りは直ぐに暗くなり、イルミネーションの点灯式、各種ステージの出し物が着々と進められていく。

周南の街はいつの間にか、歩くのもやっとと想うくらいの人で溢れていた。



いやー・・・こんな大勢の前でやるのは初めてだなぁ。




でも、もう後には引けない。
ステージ裏で、ウォーミングアップと道具の準備。



どうやら時間が押しているようだ。


スタッフの人が「巻きでお願いします!!」って。


そんなこと言われるの人生で初めてだ。




前座だけど、イベント最後の盛り上がりにつなげる焚き付けとなるように。

いや、『前座』だからこそ!!



さぁ、いくぜぇ!



ちょっとダークな一曲目。とりあえずポイで出せるだけの技とルーティンを繰り出す。


そしてトランスミュージックの二曲目。タケさん、にゃん太さん、チャップさんの火喰いパフォーマンスが見てて楽しい。まるでコント!!さすが、STOKE BUMの大御所メンバー。場を盛り上げてくれる。





長いのか短いのか15分の演舞が終わる。
そそくさとステージの道具を片付けて裏へ廻った瞬間。

おーおー、ここは特等席だな。
ステージを終え、息を切らして見上げた空一杯に花火が上がった。


ステージに集まる観客は大盛り上がりだった。