時として、物にも魂を宿す時がある。
主が、彼らを選ぶのではなく、
彼らが、主を選ぶ。
奥さんにクリスマスプレゼントをやるのに自分で作った革細工をプレゼントしたいから、「道具を貸してくれ」と言われた。
俺が革細工をやっていることが、ある程度定着してしまっており「作ってくれ」「教えてくれ」どころか、とうとう、こんなお願いをされる始末。
やめとけ。
絶対格好つかないって。
ここまで来るのに結構苦労したんだ。
素人が道具を借りて、一朝一夕に出来るもんか。
好きな人に手作りのものをあげたい、と言う気持ちはわからないわけでもないが・・・。