基準値の100倍の放射能汚染水、海へ放出。
1万1500トン。
高濃度水の保管先確保の為。
今日、長くなった髪をばっさりと短く切った。
何が、変わるわけでもない。
夜、海へ足を運んだ。
広島の海はどこへ行っても人工的だ。
でも、ただ一つの海。
放射能汚染水がばら撒かれた海と同じ海なのだ。
「苦渋の選択」
テレビで担当者が涙を流しながら言っていた。
温暖化で白化が進む珊瑚を見た。
原発が立つため、埋め立てられようとしている海を見た。
放射線で汚れた水が垂れ流しになっている海を見た。
同じ、一つの海。
どれもニンゲンが選んだ選択だ。
罪と罰。
来るべくして来た。
海に向かって赦しの祈りを込める。
ごめんなさい。
ごめんなさい。
ごめんなさい。
恐れを忘れた、ニンゲンの傲慢さが生んだ結末。