蒼天遊々な旅

LIFE IS TRAVEL

回顧録4 @京都への旅・2009冬

京都駅で親友・S平と合流。
とりあえず、ガイドブック片手にフラフラと散策を開始。
この親友・S平とは、高校時代からの縁で年に1、2度逢う仲だった。
地元を離れると地元の友人とは疎遠になってしまうのだが、こいつだけは数年たった今でも何故か未だに付き合っていた。

人のことは言えないかもしれないが、変わった奴だ。





巡る巡る。


ガイドブックにならって、片っ端からメジャーなところを巡った。


親友・S平はマイペース。そしてスピードが速い。
俺もマイペース。そしてスピードが遅い。


お互い、気にしない。


だから、目的地に着いたら直ぐに足並みが揃わずばらばらになる。


フツー、こんな奴とは仲良く旅できない。



そもそも、俺は一人旅が好き。
親友は、一人での旅は寂しくて嫌い。


デコとボコが丁度良い感じなのだろう。
だから未だ親友なのかもしれない。




おもむろに、宿で買った写真集を広げ、
「こんな竹林を見たい」
急に言い出しても、付き合ってくれる。
やっぱり、こいつは馬鹿で良い奴だ。
ガイドブック片手に、馬鹿話しながら嵯峨野へ向かう。



静かだ。風に揺られる笹の音だけが聞こえる。
やはりこの時期は観光シーズンとは若干ずれている為観光客が少ない。
彩りはいまいちだが、静かに旅できる。

「・・・そういえば、今日どこに泊まる?」
「隣の滋賀県に親友がいるからそこに行こう。」

いいね。この感じ。
こんな旅、結構贅沢だと俺は思うよ。

滋賀に移動し、S平とその友人・ヤマちゃんと3人で飲む。
かっこつけて芋焼酎をのんだS平は開始1時間で爆酔&爆睡。
初対面の俺とヤマちゃん二人で呑んだくれ3時間くらい馬鹿話で大盛り上がり。
店の人に、古くからの友人と勘違いされた。
「あっちゃん(俺のこと)とは今日が初対面やで!!」
「こいつ(S平)よりもあっちゃんと長く話してるで!!どないやねん!!」
関西弁が店に響く。

今日のお宿は親友の親友、ヤマちゃん家。
店のソファーで爆睡しているS平を起こし移動する。
ヤマちゃんのお父さん・お母さん・弟さん。お世話になりました。
関西の人はなんだか朗らかな人やな〜。


家についてからはS平とヤマちゃんは、TVゲームを明け方までしていた。俺は眠いし、TVゲームには全くもって興味が無いのでベットを借りて寝かしてもらった。寝ているこっちにはお構いなしに大騒ぎして、正直五月蝿かったが、下手に気を使われるよりましだった。たまに会う親友同士、馬鹿騒ぎするのが一番大切だもんな。




そもそも、俺はアウトドア派でキャンパー。
親友は、インドア派でゲーマー。

デコとボコが丁度良い感じなのだろう。
だから未だ親友なのかもしれない。