蒼天遊々な旅

LIFE IS TRAVEL

回顧録3 @京都への旅・2009冬

久々に歩いたせいか、少しバテ気味だった。
普段は車で移動することが多かったせいだ。
フラフラと京都を歩く。
お寺があったり、昔ながらの屋敷があったり。
時として現代のコンクリートで出来た建物もある。
きっと、五重塔とかお寺とか当時は巨大建築物だったんだろうな。
今は隣にビルなんかがあるので大きさがはっきりわからないが。
ここは過去と現在が混在している。

ガイドブックを片手に、歴史の授業で聞いたことがある箇所を目指して京都を歩いた。
誘っていた親友とは明日合流だ。
ふと、休憩がてら日本庭園に入った。
名前も覚えていない、有名だったのかどうかも良くわからない。
たまたま通りがかったのでふと立ち寄った。




俺一人しか居ないその屋敷。
庭園はまるで風で揺れる池のよう。
わびさびとかは解らないが、とても静かな時間を過ごした。
ただ一人、畳の上に座って眺めていた。

ああ、贅沢だなぁ。

陽が傾いてきた。
今日の宿を探さねば。
京都駅の近くに宿屋があったので入ってみる。
冬の平日だったので思ったとおりがらがらだった。
8畳くらいの広い部屋に一人案内された。
ゆっくりしよう。
部屋に数冊の本。
写真集があった。
京都の四季の風景を題材にした写真集だった。
全て一人の写真家のもので、めくってみると、ガイドブックに載っている様なところは無く、単純に京都の風景を捉えていた。
ずっとその本を鑑賞していた。
定価1000円。この宿で半額の500円で販売している。
翌朝宿を出る時に気に入った2冊を購入した。



そうだ、こんな画の撮れる場所を探しに行こう。


その前にそろそろ京都に到着する親友と合流しよう。