蒼天遊々な旅

LIFE IS TRAVEL

回顧録1 とも人のまつり @広島

ある情報筋から、広島で祭があるとの情報を得た。
その日は、生憎の天気で雨がぱらついている。
天候の悪いテント生活は結構辛いので正直向かうかどうか迷ったが、どこに居ても何もすることが無いので行って見て決めることにした。
最近は、手持ちのキャンプ道具も充実し、キャンプとなるといろいろと部屋から運び出しては小さな車に無理やり詰め込んでいた。
「あったらいい」と言う理由だけで持っていき、ろくに使わず撤収することが多くなっているのに気がついた。
部屋から運び出す労力に嫌気がさし、今回は「本当に必要なものだけ」をチョイスし持っていった。
一人用のテント・寝袋・マット・合羽・ソロクッカーをバックパックに詰め、革のツールケースとジャグリング道具。カメラはコンパクト一つだけ。一眼レフは邪魔なのでもっていかない。バックパックを担いで革バックを握るだけ。


まだまだ無駄なものが多いかもしれないが、今までの4分の1くらいになった。
久々にソロキャンプの装備をセットした時に、「初めてまつりにキャンプ道具を持っていった」時のことを思い出した。
正直必要なものはこんなもんだ。

車に荷物を載せ、どんより曇った道を行く。ぼちぼち車で行って2時間くらいのところだ。


とも人のまつり。昨年までは「川辺の夜更かし」と言う名前で行われていたイベントで10年を迎えるこの年に名前を改め「とも人のまつり」になったそうだ。
キャンプ場にある小さなグラウンドを会場にしていた。

お客さんはそんなに多くはなさそうだ。
ふと辺りを見回すと、あまらさんとスオウが。
おお!!こんなところで出逢うとは。
会場をぶらぶらしているとマッコイさんもいた。
広島でのイベントに行った回数が少なく、知り合いなんざ一人も居ないだろうなと思っていたら、いた。
祭好きだから、出逢ってもおかしくない。
あまらさんの隣にテントを立てる。
4年前の風の祭りと同じだ。

バックパックを開放しテントを立てる。
(やはり、スノーピークですが、なにか?)
祭一日目の始まりだ。



しかし、この祭いつも行く祭となんか違う。
すでに昼も回って、会場も完成しているのにライブステージのスピーカーから流れるのはCDの音だけ。
たまに、音が出ていない時間が流れるくらいだ。
出店は本部テントにあるくらい。
そういうゆっくり時間を過ごすのがこの祭りのスタンスらしい。


今まで行った祭の中でいい意味でSLOWだ。
他のお客も、家族連れが多くバーベキューしたりごろごろしたり、のんびりしている。
会場の中心にはキャンプファイヤーに火が点され、その隣には「共同湯汲鍋」なるものが。


心配していた天気も徐々に回復。
夜が来ると、ライブが始まる。
ロック、ブルースがメインのナンバーが流れる。