蒼天遊々な旅

LIFE IS TRAVEL

お得な買い物

革を購入。
以前、財布を作って売ったお金を元にした。
キャンプ用の機材を入れれるようなツールケースを検討していて、そのイメージに合う様な革を探していた。
いつも行く革細工のお店に立ち寄ってみるとちょうど良い感じの革があったので購入した。
今まで使ってきたものの中で一番厚く、重い生地だ。
半裁と言うサイズで、牛の胴体の半分の皮を使用している大きさだ。
日本で売られているサイズでは最大のサイズになる。
普段は、ここから切り売りして購入しているのだが、切り売りされるとなんだか割高になっているので、いちいち切り売りせず、丸々購入した。どうせ全部使うんだし…。
お店で伺うと値札が張られておらず、店長さんが悩んでいた。
しばし革を広げて悩んだところ、2万円で売ってくれるとの事だった。
俺に言わせれば格安だ。
230デシ2万円、1デシ87円になる。1デシとは10cm*10cmの大きさだ。
普段なら120円から180円の間になる。
革の表面の美しさというと、傷やしわが多く若干雑な感じだが、俺からすれば、是が良いのだ。
即決して買った。
今日はそんなとても儲かった感じのお話。
大切に、良いものを作らせて貰います。



かなりネタバラシになるのだが・・・。
革の財布とか、兎に角、革製品って高価なイメージがあると思う。
財布なんて3万とか4万とか当たり前。
ジャケットなんて10万してもフツーだし。
実はあれ、ほとんど人件費。
まぁ他の材料と比べると、革は正直高いのだが、何と言っても人件費。
単純に6割は人件費ではないかと推測している。
そりゃそうだ。だって全部手作業。手縫い。
儲けを出そうと思えばその値段は妥当なのだ。
製作した職人もそれほどの労力を出している。
だってウオレット作るのに5デシあれば何とか形になるよ。
1デシ180円でも革代900円。販売価格2万だったらぼろ儲けやん。
それくらい取らないと職人技の価値が出せないのは理解してもらいたいね。
最近良く聞かれるのよ。
「原価いくら?」って。
実際、車も6割人件費だと思うよ。


正直商売する気は無いんだけど、いろいろ革製品を見ているとそう考えてしまう。
お金という価値観ではなく、やっぱ、おかちゃんみたいな物々交換が良いなぁ。
と、物々交換で手に入れた、シンギングボウルを鳴らすのであった。