蒼天遊々な旅

LIFE IS TRAVEL

回顧録 楽園 2

石垣3日目
ホテルのロビーで集合し、ダイビングサービスの迎えを待つ。
今日も海に向って出発。
今日一本目は同じく米原沖「コーラルドロップ」だ。
浅く、珊瑚が群生している。そして急に崖のように落ち込んでいる。神秘的な空間。

多くの生物

珊瑚の谷をぬけて

蒼い世界に包まれる。

二本目は「マンタスクランブル」
今日も行ってみようということになった。
ここ最近の遭遇率の悪さにもかかわらず、今回もまた会えた。
相変わらずすごい迫力。
写真はいいのが取れなかった。まだまだ未熟。
二匹のマンタが天空を舞う。
圧倒されっぱなし。

石垣でのラストダイブ。

「シュリンプガーデン」(えびの庭)
珊瑚の崖を降り、水深20m。瀬戸内でこの深度までもぐるとにごって見えないが、この深度でも透き通っている。すごい透明度だ。
このシュリンプガーデン。砂地にぽつんとある直径3mほどの岩に多くの生物がすんでいる。えびの庭といわれるだけあって小さなえびが住み着いていた。このえびは他の魚の体に付着している不純物を取り除いてくれるクリーナーだ。
こうやって共生している。
自分の体を綺麗にしてくれる。
自分のえさを与えてくれる。
すごいバランス。
俺の友人はグローブを外し、えびにクリーニングされていた。

自然界だから当然弱肉強食なところもあるのだろうが、今の人間のシステムよりよっぽどましな感じがした。

あっという間のダイビング。

終わった後にはオリオンビール。そして打ち上げの焼肉。
いつの間にか3日目が終わっていた。

4日目
今日は飛行機に乗るのでダイビングは無い。
でも、飛行機に乗るまで時間がある。何をするか。
アウトドア好きの俺はこう言った。
マングローブの森をシーカヤックでツーリングしたい。

この大自然の豊かさに乾杯。
この日は干潮で潮が引き水位が下がる為、マングローブの森の奥まで行くことができなかった。
出来上がった干潟を散策してると。

出てくる出てくる。
干潟の穴からカニやら、何やら、いろいろ出てくる。
森は、多くの生命を抱いていた。
素晴らしい世界。

海はベタ凪。波も風も音も無い。
水面は鏡のように空を映していた。

水面の下には珊瑚礁と魚たち。
世界が広い。

あっという間に夢のような時間が過ぎた。

さらば石垣島

語りつくせない想いがまだまだある。
ここには書ききれない出会いが沢山ある。
それは書くことが無いときに書こうと想う。

我々は
自然の中で生きているのではない。
自然の中で生かされているのだ。