蒼天遊々な旅

LIFE IS TRAVEL

傍観

実は、ある会社の教育部門の講師をやっている。
サラリーマンではあるものの、クラスを持ち、その学生にいろいろ教えている。
特に講師としての特別な教育を受けたわけではない。
只単純に、会社の命令でそのような立場になってしまった。
あまり人に教えるのは得意ではないし、学校の先生のように熱意を持って「なりたい」と熱い思いを持って、自らなったわけではない。
正直言うと、向いてねぇなぁと思っているし、ぶっちゃけ嫌だ。



人を指導するという責任。
十人十色の学生を相手しないといけないという義務。



こんな状況になってしまったのも、もはや運命としか言いようが無いのであきらめ半分、流れに身を任せている。


教え方もうまくないし、学生の相手なんかほとんど放置。
しかも、本人は努力嫌い。
こんな講師と出会ってしまった学生達には申し訳ない。災難とおもってあきらめてもらおうか。



今日は、授業参観の日だった。
つたない授業を両親にさらけ出してしまった。
すげー、緊張した。
二度とやるかと思うくらい。


ご両親様も、こんなつまんねぇ授業をまじめに見ておられる。あ〜あ〜。なんてこった。


でも、サラリーマンでこんな体験を出来るのはやはり良いことだとも感じる。
なかなか無いよねぇ・・・フツーのサラリーマンが授業をやって参観日を「見られる」側になってしまうのは。
多くの人と関わり合えるというのは。


参観日は傍観するに限る。