特に予定も意味もなく、寂地峡という渓谷へ降り立った。 年末だからと街へ出かけて騒ぐには元気がないし、家に引き籠るには有り余っていたからだ。 渓谷にはとりわけて何もなく、中途半端に溶けた雪があるだけで、この年末にこんなところに来る人もおらず、…
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