蒼天遊々な旅

LIFE IS TRAVEL

空と雲と電柱、そして電線

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エヴァンゲリオンの監督である庵野秀明監督のドキュメンタリーの中で、『僕は電線地中化反対派なんだよね。あの無駄のない電柱と電線が良いのに。』と言っていたのが印象に残った。

彼の作品には電柱や電線が描かれた風景が多い。

映像作品をみてきっと電柱や線路など無機質ながら無駄ない物を美しいと感じているんだろうなぁとなんとなく思っていたのだ。

確かに写真を撮る中で、時折電線や線路など無機質なものが描く幾何学に惹かれることがある。

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その反面、『写真は引き算』ともいう考えの中で、画角に入り込む電線や電柱が死ぬほど邪魔だったりする瞬間もあるんだよなぁ。

 

Setting

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先般、新しく購入した腕時計をセッティング中。

スマートウォッチと言ってしまったが、どちらかというとスマホと連携機能を持っている腕時計といった方が良いのだろうか?

明確な定義は知らないが、スマートウォッチはタッチパネルで操作できたり、アプリを入れて機能拡張できるようなものをを言うならば、この時計は後者になるだろう。

どちらにしても、便利機能がてんこ盛りで、使いこなすには少し時間がかかりそうである。

 

だいたい時計の取説は折りたたまれた小さな冊子だが、やっぱりというか具体的な操作ガイドはネットで見てねという感じだった。

まぁ、PDFファイルをスマホにダウンロードすればいいんだけどやっぱり紙媒体の方が取説としては見やすい感じだったので自前で両面印刷して冊子にしてしまった。

時計側でほぼすべての設定が出来るのだが、表示がすべて英語だったり、少ないボタンで深い階層の設定をしたりなど煩わしさがあったりするのだが、スマホ側のアプリでも設定が出来るので、一通り設定を触ってみてあらかたのセッティングを終えた。

社外品にはなるが充電端子のキャップと全面ガラス部の保護シートも貼り付けたのでハードに使うにあたり不安要素を取り除けたと思う。

 

しかし、『腕時計』を説明書を睨みながら『セッティング』していくような時代になるとは思いもよらなかったな。

 

 

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『ワークアウト』とか『VO2MAX』とかトレーニング専門用語が沢山並んでいるのでここらへんも併せて勉強したいところだ。

山行記 深入山 

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プチ遠征で深入山へ。雪山でよく訪れる場所だが四季を通して登りやすい山の一つだ。

定番の南登山口から登山を開始。

東側登山道は木段が多いこともあって登山客の車が多いのはこちらのようだ。

ほぼ直登気味で登ることもあってか行程は短い。

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雲一つない開始性の空の下山を登る。

南側斜面は木々が少ないので日晒しになるが、盛夏も過ぎて秋への入り口となる今の時期ではさほど気温も高くなく強めに吹く西側の風が爽やかで心地よかった。

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山の様相は濃い緑を終え次第に秋へと変貌する頃だ。

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もう一月ほどすればススキに覆われる事になるだろう。

隣の恐羅漢山まではっきりと見渡せた。

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本当に爽やかな登山。

直登気味なので頂上直前の分岐まできつい勾配で息が上がるが、あっという間に山頂に到着する。

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さあ、山頂まであと少し。

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最後ののぼりを終えて山頂を踏む。

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綺麗に晴れた山頂は日本海側まで見渡すことが出来た。

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空が青い。

山頂は心地よい風が吹き続けている。

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下山は西側登山道から森林セラピーロードを抜ける。

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この道は大きな勾配も無く緩やかな道が続くので登山というよりも森林の中のウォーキングに近い。道の環境雰囲気が良いので森林セラピーで心や体を落ち着かせるというのにはなかなか適した場所だろうと思う。

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樹林帯を抜けて先程まで通った道を下から望む。

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あっという間に下山。特にセラピーロードは歩いていて非常に心地よかった。

出足が遅かったので山頂で昼食になるかと思ったが、予定していたよりも下山が早かったので山域での昼食やコーヒータイムはしないまま終わった。

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○往路:南登山道

走行距離:1,62km

走行時間:48分

平均ペース:29’38”/km

最速ペース:10’12”/km

消費カロリー195kcal

ピッチ:69spm

心拍数:平均144

 

復路:西登山道からセラピーロード

走行時間:1時間

スマートウォッチで復路のデータが操作ミスで取れていなかった。

 

登りの時にはやっぱり心拍数は上がる。

荷物を背負って坂を上るのでかなりの運動強度なのが想像できる。

最大心拍数(220-年齢)の7割の心拍で登るのが最適と言われているようだ。

年齢が39歳なので計算上だと最大心拍数は181になる。

7割が最適となると約126bpmくらいが最適な心拍数だ。

登りの山行の平均心拍が144bpmであったので、負荷が高い事になるなぁ。

心拍数が126bpmくらいの登山だと下りの平坦な道での数値。

会話が出来るくらいのペースというのは良いたとえだと思う。

 

ちなみに自分のパラメーター(身長体重年齢)を入力したスマートウォッチだと、『MODERATE(適度)』に該当する範囲は119~135bpmであり、確かにいいところをついている。

今回の登りだけで見てみると『HARD』や『MAXIMUM』の領域に心拍がいることが長かったので負荷が高いトレーニングに近い。持久力や体力の向上を目的とするならばある意味この範囲に数値が入っているのは正解なのか?

スマートウォッチでのトレーニング評価は有酸素能力の向上と長時間の運動に耐えれるスタミナの向上に有効な運動だったとか、乳酸閾値を上昇させる効果的な運動だった、という評価が付けられているので、今のところ俺にとって登山は『維持』よりも『向上』側の運動に近いようだ。

思い返せば右田ヶ岳の直登なんて息が上がるほど辛いので『HARD』や『MAXIMUM』の範囲だろう。単純に考えてみればかなり短い時間で体が引き締まった様な感覚があった。

負荷とか運動強度が確認できると面白そうだな。

ちょっと今度は右田ヶ岳の直登でどんなもんか調べてみよう。

うーむ。分析してみると奥が深そうだ。

 

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NEW WEAPON 2021 G-SHOCK G-Squad

仕事で使っている時計はG-SHOCKで昔からある定番のスクエアタイプの物だ。

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大ヒット映画『スピード』で主人公を演じるキアヌ・リーブスが使っていたのをみて、なんてかっこいいんだと思って以来、腕時計は専らこのスクエアタイプのG-SHOCKだ。

G-SHOCK発売当初、国内ではその武骨で四角いデザインがウケず、イマイチだったらしいが映画が大ヒットして一躍時計のスターダムに駆け上がったらしい。

生まれてはじめて腕時計を手にしたのもG-SHOCKだった。

社会人になった頃に正確な時刻を電波で受信するうえ、太陽電池を備えたモデルが発売。

どんな環境でも正確な時刻を刻み、電池切れしない上に防水機能などタフネスさを備えているという時計としての究極系を体現したこのシリーズの時計を長年愛用している。

数度ボロボロになって買い換えてしまったが、10年ほど前に購入した上の記事に写っているG-SHOCKは未だに俺の腕で時計を刻んでいる。

良くも悪くも壊れないので、フォーマル用に使うカシオの『OCEANUS』という綺麗なフォルムのアナログ時計の二本だけでまかなっている。(この『OCEANUS』もソーラー電波時計で所有して16年ほど経つが未だに健在で動いている。最新モデルが30万以上していてびっくりした。)

G-SHOCKの影響で時計に関してはカシオの製品に絶大な信頼を寄せている。

 

スマートフォンに時刻を見るという所作を奪われた、という話を見聞きするのだが、仕事柄、時間に迫られながら状況判断をして素早く行動に移さなければばならない身としては、腕時計でスピーディに時刻を確認するという所作は捨てられないでいた。

仕事環境も一概に良いは言えず、過酷な環境なこともあって頑丈さが売りのG-SHOCKはうってつけの相棒だった。同じ職場の若い衆も俺を真似してか同型の時計を腕にしている。価格も性能に見合わずリーズナブルというのもあるだろう。

ここ数年、始めた登山でもそうで、予定通りのタイムテーブルで自分が動いているかの確認は仕事で使うG-SHOCKを兼用していた。

単に時刻を確認するという以上の要求が無かっただけなのかもしれない。

同メーカーの製品で登山用に特化したプロトレックというシリーズがあり、高度計や気圧計、方位計を備えたモデルもあったがそう多用するようなものでもなさそうだし食指が向かずにいた。

ここ数年スマートウォッチが流行し、スマートフォンと連携してGPSや心拍数を計測出来たりスマートフォンの情報を流してくれる腕時計が発売されており、一時期スポーツメーカーの物を色々と調べていたが、『正確に時刻を刻み、途中でのバッテリー切れが無い』という要求に耐えれそうなものが無かった。

連続○○時間駆動、なんて書いてあるけれど肝心な時に電池切れなんてまっぴらごめんだったのだ。毎日スマホの充電をして辟易しているのに時計も充電となると、とてもじゃないけど時計としての要求に満たなかった。

頻繁に電池を変える(充電する)時計ってどうよ?、と。

 

ふと、アウトドアショップに立ち寄ると気になる商品があり、ちょうどネットでタイムセールをやっていたので購入した。

そのアイテムが先般の登山で使った腕時計、『G-SHOCK G-Squad GBD-1000H-4JR』だ。

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GPS心拍計スマートフォンリンク、20気圧防水。

太陽電池とUSBから充電できる二通りの充電システム。

方位計、高度計、気圧計、温度計も備えており、実質全部乗せの状態。

時刻は電波受信機能は搭載していないが、GPSスマートフォンから補正をしてくれるので正確な時刻を刻んでくれる。

なんなら加速度センサーも付いているし、歩数も計測できる。

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この裏蓋についているLEDが脈拍を測定するんだって。いやはや技術の進歩ってすげーわ。

まさにこの時計は俺にとって『ぼくがかんがえる、さいきょうのとけい』そのものだった。

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色はシックな黒とかもあったけど、アウトドアで使う事が多いことを想定して派手めの赤をチョイスした。

もちろん便利っぽいのでそれ以外でも積極的に持ち出すつもり。

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ワンポイントとしての赤が好きなだけなんだけどね。

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文字盤も反転表示ながらかなり見やすい。昔ながらの単純な7セグ表示ではなく、細かいドットを持つ液晶画面になっていることもあるのだろう。モードを変えればかなり複雑な表示をしてくれる。

基本的にはランニングやエクササイズなどの運動時に、その運動強度やトレーニング具合を詳細に計測するシステムのようではあるが、これだけの計測や分析できるシステムは『登山で体を鍛えるための指標』には十分だった。

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山頂到着直後の状態。かなり心拍数が高いのでハードワーク(無酸素運動)に近い。

有酸素運動を重点的にするならばもう少しペースを落として心拍を落として歩く必要があることが分かる。

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下り時のデータ。

結構わざとペースを上げてみたり落してみたりして、感覚的にマックスなのかハードなのかミディアムなのかを時計の心拍数を見ながら体を動かしていたが、まさにその通りといった感じ。時計で取得したデータはスマートフォンで確認できる。

確認できる項目も、高度や心拍の変化、移動距離なのど多岐にわたる。

リカバリー(回復)までの時間なんてのも計算されるし驚いた。

総合評価としてはしっかりと有酸素運動が出来ていることになっていた。

ペースが心拍数と相関関係が無いのはおそらく勾配の変化によるものと思われる。

まぁ、こんな風にデータを分析しながら山登りやトレーニングをやれば、トレーニングにならないほど低い負荷も、体を壊しかねない無理なトレーニングも避けれるうえで、きちんと体つくりが出来るので面白そうだと思う。

もうこの齢なんで、体を壊しかねないことは避けたいしね。

ましてや体をつくって体力向上を狙ってるのに体を壊したら本末転倒だし。

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これからはこの新しい相棒を腕に山河を駆け巡ってみようと思う。

 

散歩道のコスモス

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夕暮れ時、散歩コースにコスモスが咲いているのを発見した。

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こちらは8分咲きといった具合で、わずかな敷地に密集していたので背景を構成するのが楽だった印象。

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一輪だけの撮影もいいが、ある程度背景に華が映りこむと『沢山咲いている』感を出せる。

 

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